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いなくなるということ。

バイクに乗るようになってわかったこと。

死ぬということが突然に何の前触れもなくやってくるという事実。
命のはかなさ、尊さ。

また1人バイクを通じて知り合った人がバイクで亡くなった。
バイクに乗らなかったときより確実に死との遭遇率が高くなっている。
次は自分かも・・・。そんな恐怖が押し寄せる。

私が免許を取りたいと言った時、
毎日のようにバイク事故の新聞記事を切抜いて私に見せた父。
たった数行の紙切れだけど、なんだかすごく重たく感じた。
今になってやっと父の伝えたかったことがわかった気がする。
若い頃バイクに乗っていた父もきっとたくさんの人の死に遭遇したのだろう。
そして小さかった私や兄のために、家族のためにバイクを降りた。


さてさて、私はこの先もバイクに乗りつづけるのだろうか?
私がいなくなるのが先か?バイクよりも楽しいものを見つけるのが先か?守るべきものを手に入れるのが先か・・・?

楽しいことも嬉しいことも、貴重な経験も大切な人たちとの出会いも、
バイクに乗るようになったからこそ。手にしたものは数え切れない。
これらにもまた遭遇率が高まった。これも事実だ。

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